フリーランスのエンジニアとして独立すると、多くの人が自由を手に入れます。満員電車での通勤から解放され、好きな時間に働き、好きな場所で仕事ができることは会社員時代には考えられない大きな魅力の一つです。しかし、自由は同時に大きな責任を伴います。会社という組織に属していれば、就業時間や業務目標などある程度の枠組みの中で働きますが、独立後はそのすべてを自分で決めなければなりません。誰かが進捗管理してくれたり、サボっていたら注意してくれたりすることもないのです。誰も見ていない環境でいかに自分をコントロールできるかが、成功を左右する最初の関門となります。
フリーランスの報酬は、基本的に働いた時間ではなく成果に対して支払われるものです。そのため、いかに高い生産性を維持するかが収入に直結する重要な課題と言えます。会社員時代と同じ感覚で8時間働けば良いと考えていると、思わぬ落とし穴にはまるかもしれません。自宅での作業はテレビやスマートフォン、急な来客など集中力を妨げる誘惑で溢れています。明確な区切りをつけなければ、気づくと1日が終わっていたという場合も珍しくありません。生産性を高めるには意識的に仕事環境を整え、集中する時間の確保が必要です。それができなければ、かえって会社員時代よりも長時間労働になってしまう可能性があります。
自由な環境で成果を出し続けるために不可欠なのが、自己規律です。自分を厳しく縛り付けることではなく、手に入れた自由を最大限に活かして心身ともに健康な状態で仕事をする土台となります。たとえば、「午前9時には必ず仕事を始める」「作業中はSNSを見ない」「1日の終わりに翌日のタスクを整理する」など自分だけのルールを作ることから始めましょう。自分に合ったやり方を見つけて習慣化することが大切です。自己規律を身につけることで、仕事とプライベートのバランスを取りながら安定して成果を出し続けられます。